Joy-Con テスト: Joy-Con ドリフトテスト & Switch Pro Controller 動作確認
このJoy-Con テストは、Nintendo Switch の Joy-Con や Switch Pro Controller をブラウザ上で点検します。すべてのボタン、左右スティック、SL/SR ボタン、振動モーターの動作を確認し、スティックが勝手に動く不具合を判定する Joy-Con ドリフトテストを実行できます。単体 Joy-Con の横持ち、2本持ちペア、Pro Controller の接続形態を自動識別し、ブラウザが各ボタンをどのように認識しているかを表示します。Bluetooth で PC や Mac にペアリングし、ボタンを押すだけで開始できます。インストール不要、データ送信もありません。
PC や Mac で Joy-Con をテストする手順
テストに Switch 本体は必要ありません。コントローラーをコンピュータに Bluetooth 接続するだけでブラウザから読み取れます:
- Joy-Con の場合: 本体から取り外し、レール側面にある丸いシンク (SYNC) ボタンを側面のプレイヤーランプが往復点滅するまで長押しします。
- Switch Pro Controller の場合: USB ケーブルで PC に直接接続するか、USB ポート横の丸いシンクボタンをランプが点滅するまで長押ししてペアリングします。
- PC 側で接続します: Windows または Mac の Bluetooth 設定を開き、「Joy-Con (L)」「Joy-Con (R)」または「Pro Controller」を選択してペアリングします。
- このページを開いてボタンを押します: ブラウザがコントローラーを検出すると、ステータスが切り替わりダイアグラムに現在の入力が表示されます。
その他の一般的なゲームコントローラーの診断には、総合 ゲームパッドテスター もご利用いただけます。
単体 Joy-Con、2本ペア、Pro Controller: ブラウザの認識仕様
Joy-Con は接続方法によってブラウザからの見え方が大きく変わります。ドリフトテスト下のパネルに現在の認識モードが表示されます。以下は Chromium ベースの Chrome や Edge における標準仕様です:
- 単体 Joy-Con (横持ち): 1台だけ接続した場合、ブラウザは横持ちコントローラーとして扱います。スティックが左プロットに割り当てられ、正面ボタンが90度回転し、レール内の SL/SR ボタンが肩ボタン(ボタン 4 と 5)としてマッピングされます。
- Joy-Con (L+R) ペア: 左と右の両方を Bluetooth 接続すると、Chrome は自動的に2台をマージし、1台の統合「Joy-Con L+R」パッドとして扱います。このとき SL/SR ボタンはボタン 18〜21 として検出されます。片方ずつ個別に点検したい場合は、もう片方の接続を一時的に切断してください。
- Switch Pro Controller: 標準的なゲームパッドとしてマッピングされます。Nintendo のボタン配置通り、右の A ボタンがインデックス 1、下の B ボタンが 0、キャプチャーボタンが 17 となります。
SL ボタンと SR ボタンのテスト
Joy-Con レール内の SL/SR ボタンは、内部のフレキシブルリボンケーブルが折り曲げられているため断線しやすい弱点です。単体横持ち時はボタン 4/5 として、2本持ちペア時はボタン 18–21 として、クリック時に確実に点灯するかどうかテストしてください。
Joy-Con ドリフトテスト: 結果の読み方
コントローラーを机の上に置き、スティックに触れずに「ドリフトテスト開始」を押します。5秒間の計測により以下の数値が算出されます:
- 最大ズレ (Peak): スティックが中央から最も離れた距離です。0.03 以下なら健全、0.07 までは軽微、0.15 以上はゲーム内で明確な勝手な移動を引き起こすドリフト状態です。
- 静止時オフセット: スティックがどの方向に傾いて止まっているかの平均値を示します。
- ジッター: 数値の小刻みな震え(ノイズ)です。ホコリが噛んでいるとジッターが跳ね上がります。
BetterJoy などの外部ツールを使用している場合、コントローラーが仮想 Xbox パッドとして認識されることがあります。その場合は Xbox コントローラー テスト と同じ配置になりますが、本来の Joy-Con の挙動をテストするにはそれらのソフトを閉じてください。デッドゾーンのより詳細な分析には スティックドリフトテスト をご活用ください。
なぜ Joy-Con はドリフトしやすいのか
Joy-Con のスティックは極めて薄型・小型に設計されています。内部では細い金属製ワイパーがカーボン抵抗膜の上を常に接触しながら擦れ合っています。操作を繰り返すうちにカーボン膜が削れて粉塵が発生し、ワイパーの接触不良を起こすことで、スティックに触れていない状態でも予期せぬ電圧変化が生じてドリフトが発生します。さらに、外装のゴムカバーの隙間から外部のホコリが侵入しやすい構造も原因の一つです。
Switch 本体でのスティック補正(キャリブレーション)手順
初期段階の軽いズレであれば、Switch 本体の補正機能で直ることがあります。Switch の HOME メニューから「設定」→「コントローラーとセンサー」→「スティックの補正」を選択します。スティックを倒して画面上のマークを確認し、中央に「+」マークが表示されない場合や、外周まで倒しても「○」にならない場合は、X ボタンを押して画面の指示に従い補正を行ってください。
Joy-Con の修理・対処オプション
- 任天堂の公式修理サービス: 保証期間内はもちろん、一部地域では Joy-Con のドリフト問題に対して無償修理が案内されている場合があります。まずは任天堂のサポート窓口をご確認ください。
- エアダスター・接点復活剤による清掃: スティックの根本にある小さなゴム製防塵カバーをつまようじ等で軽くめくり、エアダスターでゴミを吹き飛ばすか、非導電性の速乾性エレクトロニッククリーナーを極少量吹き付けてスティックを回し、乾燥させます。
- スティックモジュールの自力交換: Joy-Con のスティックははんだ付け不要で、Y字ドライバーとプラスドライバーがあればフレキシブルケーブルの接続だけで交換可能です。近年は摩耗しないホールエフェクト磁気スティックの交換用パーツも安価で販売されています。
Switch 2 の Joy-Con 2 と Pro Controller 2 について
次世代ゲーム機 Switch 2 の Joy-Con 2 および Pro Controller 2 でも、基本的なアナログ検出構造や摩耗メカニズムは継続して検証が必要です。本ツールは将来のアップデートや新しいコントローラーの入力仕様にも追従して対応予定です。最新の製品でもスティックのニュートラル精度や真円度の測定にご利用いただけます。
ブラウザでの振動機能と HD 振動 (HD Rumble)
Joy-Con および Switch Pro Controller は、リニア振動モーターによる繊細な「HD 振動」を搭載しています。Web 標準の Gamepad API では「強」「弱」の2基のモーター制御(dual-rumble)に簡易変換されて再生されます。当テスターの振動テストボタンを押すことで、内蔵リニアモーターが正常にパルス駆動するかどうかを確認できます。PlayStation コントローラーの触覚機能については DualSense テスト をご覧ください。
Frequently asked questions
PC がスリープから復帰した後、Joy-Con が再接続されません。なぜですか?
Windows の Bluetooth スタックが Joy-Con の再接続ハンドシェイクに失敗することが多いためです。一度 Bluetooth 設定画面で Joy-Con を「デバイスの削除」し、側面のシンクボタンを長押しして再度新規ペアリングを行ってください。接続が安定しない場合は PC 用の外部 USB Bluetooth アダプタの使用も効果的です。
スティックモジュールを交換した直後なのに Joy-Con がまだドリフトします。なぜ?
新品モジュールと以前の中心位置データがズレているためです。モジュールを交換した後は必ず Switch 本体の「設定」→「コントローラーとセンサー」→「スティックの補正」を実行してください。また、薄いフレキシブルケーブルがコネクタの奥までしっかり刺さっておらずロックが甘い場合もドリフトや誤作動の原因になります。
左 Joy-Con の SR ボタンが非常に強く押し込まないと反応しません。故障ですか?
内部のフレキシブル基板の断線またはスイッチの破損です。Joy-Con レール内部の SL/SR ボタン基板は急角度で折り畳まれているため、長期間の使用や落下で配線が傷みやすい構造になっています。当テスターでクリック時にボタン 4/5 または 18–21 が点灯するか確認し、反応しない場合はレール部品の交換が必要です。
Nintendo Switch 2 の新しい Joy-Con でもスティックドリフトは発生しますか?
物理的な接触型ポテンショメータを採用している限り、長期間の使用による摩耗やホコリの侵入でドリフトが発生する可能性はゼロではありません。非接触のホールエフェクトセンサーを採用していないモデルでは定期的なニュートラル確認とデッドゾーンの点検が推奨されます。
Switch Pro コントローラーの左スティックがドリフトしています。自分で修理できますか?
軽度であればエアダスターや無水エタノールでの根本清掃、Switch本体でのスティック補正で直る場合があります。ただし Pro コントローラーのスティックは基板にはんだ付けされているため、部品交換を行うには Joy-Con と異なりはんだ吸い取り線とはんだごてを用いた分解修理技術が必要です。
任天堂は保証期間外でも Joy-Con のドリフトを無料で修理してくれますか?
地域やお住まいの国の任天堂公式サポートポリシーによります。北米やヨーロッパの一部地域では訴訟対応により保証切れでも無償修理が提供されていますが、日本国内では原則として規定の保証期間外は有償修理となります。任天堂オンライン修理受付ページで最新の修理規定をご確認ください。
ドリフトしている Joy-Con を本体でキャリブレーション(補正)できません。なぜですか?
スティックの物理的な傾きが大きすぎて、任天堂の補正許容範囲を超えてしまっているためです。Switch の補正プログラムは初期状態から大きく外れた数値をエラーとして弾きます。この場合は清掃で物理的なズレを減らすか、モジュール自体の交換が必要となります。
新しく換装した GuliKit 製 TMR スティックが起動時の数秒間だけドリフトします。初期不良?
初期不良ではありません。ホールエフェクトや TMR などの磁気センサーモジュールは、起動直後の数秒間に周囲の磁界を読み取って自動キャリブレーションを行う仕様があるためです。起動時はスティックに触れず、数秒待ってから操作することで正常なニュートラル位置に安定します。