モニターテスト

画面を 1 つの単色で塗りつぶし、スタックまたは無効なサブピクセルを目立たせます。クリックまたは スペースキー を押して色を切り替え、Esc を押して終了します。

Space→ 次のパターン Esc 終了

モニターテスト — ブラウザで画面の不具合を無料診断

このモニターテストは、単色、グレーパターン、カラーグラデーション、移動ブロックなどディスプレイの不具合を浮き彫りにするテストパターンを画面いっぱいに表示し、わずか数分でパネルに返品や交換に値する欠陥がないかを冷静にチェックできます。

専用ソフトのインストールや高価なキャリブレーション測定器は一切不要です。ブラウザを全画面表示にするだけで、標準化されたパターンを自身の目で確認しながら、画面の隅々まで確実に点検できます。

ブラウザでモニターテストを行う手順

テストを始める前に、乾いたマイクロファイバークロスで画面をきれいに拭いてください。微細なホコリはドット抜けと見分けがつきにくく、ホコリを拭き取るだけで解決するケースが多々あります。次に部屋の照明を少し落とし、ブラウザの拡大率を100 %に設定した上で全画面モードに切り替え、ツールバーや壁紙が視界に入らない状態にします。

用意された5つのパターンを順番に1つずつ確認していきます。中央部だけでなく、パネルの外周や四隅に注目してください。バックライトの光漏れや色ムラは画面の縁に最も顕著に現れます。また、画面に対して真正面から腕一本分ほど離れた位置で改めて確認してください。視野角を変えることで見え方が変化したり消えたりする現象そのものが、原因を特定する重要な診断材料になります。もしモニターが新品なら、初期不良の交換期間を逃さないよう初日にチェックを完了させましょう。

本テストで診断できる5つの主要項目

このツールは5つの独立したテストパターンで構成されており、それぞれ異なる種類のパネル欠陥を暴き出します。単色画面では完璧に見えてもグラデーションで激しい階調割れ(バンディング)を起こすパネルや、静止画では綺麗でも動いた瞬間に激しい残像が出るパネルが存在するため、必ず全項目を実施してください。

ドット抜け(デッドピクセル)と輝点

黒、白、赤、緑、青、マゼンタ、シアン、黄色の8つの全画面カラーを、クリックまたはスペースキーで順次切り替えます。全色で常に黒いまま消灯しているのがドット抜け(黒点)、黒画面でも特定の色で光り続けているのが常時点灯(輝点)です。サブピクセルの微細な欠陥やスマホ画面のチェック、メーカーの保証基準については専用のドット抜けテストで詳しく解説しています。

画面の均一性とバックライト漏れ(光漏れ)

100 %純白、75 %明灰色、50 %中間グレー、15 %チャコールグレーの4枚のベタ塗りパターンにより、画面全体の明るさや色合いが均一かを検証します。暗部でのクラウディング(雲状ムラ)や四隅の光漏れ、中央部の色カブリはこのモードで鮮明になります。返品手続きを進める前にバックライト漏れとIPSグローを正しく見分ける方法は、画面均一性テストをご覧ください。

カラーグラデーションと階調飛び(バンディング)

グレースケールおよびRGBのランプが、純黒から最大輝度まで滑らかに推移します。良質な8bit/10bitパネルなら滑らかな階調として描画されますが、目立つ段差(縞模様)が見える場合、6bitパネルによるディザリング疑似階調か、GPUの出力ダイナミックレンジが「限定(リミテッド)」になっている可能性があります。階調段差の読み取り方とソフト側の改善策はモニター色テストで解説しています。

ガンマ(階調特性)

中間グレーの背景の中に微細な白黒ストライプの正方形が配置されています。画面から約1メートル離れて目を細めて観察してください。ガンマ値が標準の2.2に合っていれば、縞模様が背景のグレーに溶け込んで正方形が見えなくなります。正方形が周囲より明るく見える場合はガンマが低く画面が白浮きしており、暗く見える場合はガンマが高く暗部が潰れています。OSDやOSのプロファイルで調整する手順はガンマテストをご確認ください。

応答速度、残像、ゴースト

スライダーで速度を調節できるブロックが画面上を横方向に滑らかに移動します。ブロックの後方に尾を引く残像がゴースト(液晶応答の遅れ)であり、逆に前方や後方に白や反転色の光のフチが生じるのはオーバードライブ(OD)設定が強すぎることで生じる逆ゴースト(オーバーシュート)です。光輪を出さずに残像を最小化する最適設定はモニターゴーストテストで詳しく解説しています。

ノートPC、スマートフォン、テレビ画面のテスト

Webブラウザが動作する画面であれば、同じテストパターンをそのまま利用できます。ノートPCの内蔵ディスプレイは最も多く診断される対象です。パネル単体での交換が難しく本体交換が必要になるため、初期不良の早期発見が欠かせません。ノートPCでテストする際は、作業前に必ず「明るさの自動調整」と環境光センサー機能をオフにしてください。点検中に画面の明るさが自動で変化してしまうのを防ぐためです。

スマートフォンやタブレットでテストを行う場合は、自動輝度調整、True Tone、夜間モード(Night Shift)を解除し、端末を正面から水平に保持して観察してください。有機EL(OLED)パネルは斜めから見ると構造上わずかに色味が変化するため、角度による色変化をパネルの不具合と勘違いしないよう注意が必要です。テレビでテストする際は、倍速補間機能(モーション補間)やダイナミックコントラスト、省エネモードをあらかじめオフにしてから均一性をチェックしてください。

ブラウザで測定できること・できないこと

このモニターテストは、画面に潜む物理的な欠陥を目視で発見するためのツールです。数値を自動計測するものではなく、Webページ上で精密なハードウェア数値を自動測定できると謳うサービスは推測値にすぎません。

ブラウザはパネルの応答速度を「〇〇ミリ秒(ms)」といった数値で直接計測することはできません。レビュー記事に掲載されているGtG(中間応答時間)の数値は、画面に光電ダイオードとオシロスコープを密着させて測定されたものです。当ツールの移動パターンは、お使いの環境とリフレッシュレートにおいて残像が肉眼で視認されるかという、実際のゲームプレイに直結する見え方を確認するためのものです。同様に色精度の測定も不可能です。Delta Eの色差を測るには測色計(カラーメーター)が必要であり、グラデーションやガンマのパターンは階調表現の連続性やトーンカーブの崩れを調べるものであって、赤や緑の絶対的な正確性を測るものではありません。

また、Webページ単体でディスプレイのリフレッシュレートを完全に確定させることもできません。画面のアニメーションはブラウザの描画タイミングに連動しており、OS側で現在設定されているリフレッシュレートで上限が固定されます。そのため、144Hz対応のモニターがOS上で60Hzに制限されていた場合でも、ページ上では60fpsで滑らかに動いてしまい異常に気づけません。OSのディスプレイ詳細設定と、モニター自体のハードウェアOSDメニューの両方で入力信号を確認してください。そして最も重要な点として、これらのハードウェア欠陥はPCのスクリーンショットでは決して写りません。欠陥は画像データではなく物理的なガラスパネルに存在するため、サポート窓口に伝える際は必ずスマホやカメラで画面を直接撮影してください。

代表的なディスプレイの不具合と原因の切り分け

全色で常に黒い点として残るものはドット抜け(デッドピクセル)です。画素を駆動する薄膜トランジスタ(TFT)が物理的に故障しており、ソフトウェアによる修復は不可能です。黒画面で特定の色が点灯し続けるものは輝点(スタックピクセル)で、激しい色点滅ビデオや画面へのごく優しいマッサージによって復帰することが稀にあります。画面の縁や四隅が白く光る現象は、頭を動かしても位置が変わらなければ物理的な圧力によるバックライト漏れ(光漏れ)であり、正面から見ると消えたり角度で動いたりする場合はIPSパネル特有の光学特性である「IPSグロー」です。IPSグローは製品の仕様であり、良品交換を行っても同様に発生します。

滑らかなグラデーションに現れるはっきりとした縞模様は、液晶パネルの故障ではなく、色深度の不足やグラフィックボード(GPU)の出力ダイナミックレンジ制限(Limited RGB)が主な原因です。動く物体の後ろに伸びる尾はピクセルの応答遅れ、物体の前後に現れる明るい光輪はオーバードライブの過剰設定を示しています。画面の明るさを下げたときに感じるかすかなチラつきはPWM調光によるもので、パネルの正常な駆動特性ですが、モニターによって目の疲れを感じる原因となります。

モニターテストに関するよくある質問

モニターの解像度、応答速度、リフレッシュレートはどのようにテストすればよいですか?

解像度とリフレッシュレートはOSのディスプレイ設定とモニター本体のOSDメニューで確認し、応答速度は移動テストパターンを目視で観察してチェックします。解像度をパネルのネイティブ解像度に設定し、OSとモニターのOSD情報の双方が目標のリフレッシュレートと一致していることを確かめた上で、移動ブロックのテストを実行して残像の有無を確認してください。ブラウザ上で応答時間をミリ秒単位で数値化することはできず、正確な計測には光電センサー機器が必要です。

新しいモニターが届いたとき、最初に確認すべき不具合は何ですか?

ドット抜け、バックライト漏れ、画面均一性、グラデーションの階調飛び、残像(ゴースト)の順に、到着初日に点検することをおすすめします。まずは全画面の単色を切り替えてドット抜けを点検し、暗い部屋で暗灰色パターンを表示して光漏れとムラを確認し、グレースケールで段差を確かめた後、移動パターンで残像をチェックします。初期不良による交換・返品期間は短いため、メーカー保証の申請よりも販売店の初期返品期間内に確認するのが最も確実です。

ドット抜け(黒点)と輝点(スタックピクセル)の違いと、サブピクセルの異常を見分ける方法は?

白画面と黒画面の両方で対象のドットを観察してください。ドット抜けは白画面で黒い点として現れ、黒画面では見えなくなります。輝点は黒画面で赤・緑・青などの色で光り続けます。サブピクセルの欠落は見分けるのが難しく、画素自体は点灯しているものの三原色のうち1色が欠けているため、全画面の白表示のときに微小な補色の色シミのように見えます。サブピクセルの不点灯はピクセル修復ソフトや物理的な刺激には反応しません。

新しく届いたモニターの四隅の光は、バックライト漏れですか?それとも単なるIPSグローですか?

画面の前で頭を左右上下に動かして光の変化を観察してください。IPSグローは視線角度を変えると位置が滑るように移動し、画面の正面に視点を合わせると大幅に薄れます。一方、バックライト漏れ(光漏れ)はどこから見ても画面の端の同じ位置に固定されたまま留まります。IPSグローはIPSパネルの構造上避けられない特性であり交換しても改善しませんが、バックライト漏れは製造上の組立不良であるため初期不良交換の対象となります。

モニターが実際に144Hzで駆動しているかを確認するにはどうすればよいですか?

設定に齟齬が生じやすい2箇所を確認してください。OSのディスプレイ詳細設定と、モニター自体の物理ボタンで開くOSDインフォメーション画面です。WindowsやmacOSは高リフレッシュレート対応画面であっても初期設定で60Hzを選択していることが多く、規格を満たさないケーブルを使用していると自動で60Hzに制限されます。モニターのOSDメニューには実際に受信している物理信号が表示されるため、OS側が144Hzでモニター側が60Hzの場合はケーブルや接続端子が原因です。

メーカーが無償でパネル交換してくれるドット抜けの個数基準は何個ですか?

業界共通の単一基準はなく、各メーカーや製品グレードによって規定が大きく異なります。一般的な規格では画面全体で3個から10個程度の黒点や輝点が存在しないと交換対象にならないケースが多い一方、高級ゲーミングやクリエイター向けモデルでは1個の輝点でも交換に応じる「無輝点保証」が付帯することもあります。1〜2個の欠陥であれば、メーカー保証よりも購入した販売店の初期不良返品期間を利用する方が早く確実です。購入前に各モデルの保証規定をご確認ください。

中古のモニターを購入する前に店頭や対面で動作確認する方法は?

ノートPCを持参し、売り手の前で当テストパターンの全項目を実行してください。単色画面を巡回してドット抜けや輝点がないかをチェックし、暗灰色パターンでバックライト漏れやパネルの焼き付き・黄ばみを確認し、グラデーションで階調の乱れを確かめ、移動パターンで残像の程度を評価します。また持参したケーブルですべての入力ポート(HDMIやDisplayPort)をテストし、ネイティブ解像度と公称リフレッシュレートで正しく表示できるかを必ず確かめてください。